『農は人真似』・・・農作業は、種まきや田植えなど、同じ時期に同じ作業をするものなので、人のやるとおりにやっていれば人並みのことはできるということ。
今回は以前にも書いたことのある『農は人真似』ということわざについて、再び考えていこうと思います。
農業をする人はよく近所の農業者に聞いて教えてもらうことが多いと思います。
私も会社に所属していて農業を教えてもらいました。
ここで注意しておきたいことは、農業の本による独学の危険性についてです。
農業の教科書から農業のことについては、どちらかというと抽象的でなかなか理解するのは難しいと思います。
だから、独学で農業をすることをあまりおススメしたくはありません。
この『農は人真似』ということわざは、端的にいえば「農業は簡単」という意味にとらえられます。
けれとも、農業は思っているほど、そんなに簡単だというわけではありません。
地元のJAの営農塾という講習会にも、初心者の人がたくさんいました。けれども、農業をやり始めて続いた人はどれだけいるでしょうか。
それだけ、農業に限らず、続けていくことは困難を極めます。
そういう理由で、農業をやりたいと思う人は多いでしょうが、農業系の学校でしっかり勉強をした人じゃないと農業はできません。
どうしても農業をやりたいと本気に思うなら、農業系の学校に行くと思います。
それで、『農は人真似』ということわざはあまり正しいと思いません。
これで、独学の危険性がおわかりになられたと思います。
新規農業者のみなさん、くれぐれも気をつけて続くように頑張ってください。
今回も、株式会社ジャストライトの浪岡 智が、ことわざ辞典から『農は人真似』という言葉に関して意見を書いてみました。
株式会社ジャストライト
代表・浪岡 智
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