岩波書店の物理入門コース「力学」で有名で、東京教育大学教授だった戸田盛和を今回は取り上げようと思います。
物理入門コース「力学」は何かと「さらに学習してもらいたい次の本」にあげられる、どちらかというと標準よりやさしめな内容の厚い教科書的本です。
書いてある力学の数式もあまりなく、逆にこれで勉強になるのかと不安になる可能性も出てくる本です。
そんな体系的ではあるけれども、数式の網羅はされていない戸田先生の「力学」はやはり一読の価値はあるといえます。
この「力学」の本の最後の方に、山内恭彦の「一般力学」のことについて、「繰り返し読んでは教えられる」と学問の方法にもつながる重要なコメントを残しています。
まさに東大物理学科・山内恭彦の物理教育の真髄を世に出した貴重な情報といえます。
それだけ、物理入門コースの「力学」の本は価値があるといえるでしょう。
その他の本に、「力学:新しい視点にたって」(V.Dバージャー,M.G.オルソン)などの本もあります。
この本も評判のいい本で、今では手に入らない本で中身をまだ確認してませんが、いつか勉強してみたい本です。
株式会社ジャストライト浪岡 智が、今回も物理学者・戸田盛和の本について紹介しました。
株式会社ジャストライト
代表・浪岡 智
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