今日から『ことわざ辞典』を読んで、私の好きなことわざなどの意味を考え、解説していこうと思います。
『学者貧乏』・・・学者は難しい理屈はよく知っているが、実際の金もうけはさっぱりで、貧乏な人間が多いということ。「学者の取った天下なし」と同様に、学者の世間知らずのさまを庶民の立場で笑うもの。
私も持っている本の数は多いですが、経済関係の本はほとんど全く持っていなく、実際の金もうけは全く無頓着な人間です。
よく今の大学院博士課程修了者も、大学院は出たけれどと言われ、就職先がない貧困生活の者が多いと昔からよく聞きます。
大学院を修了したら研究所に入って、留学をして、運が良ければ大学の教員になるという進路になると思います。そんな進路になるのも全体の一握りといったところでしょうか。
しかし、私はこの 『学者貧乏』はなかなか過酷ですが、「学問と農業」をするきっかけとなり、励みになった重要なことわざだと認識しています。
学者たる者、金もうけに右往左往せず、知を愛し、知を教えていく様に私は感動を覚えます。つまり、学者がいいのです。
学者になったら、学問が良く、学問の姿勢をひたすら追究します。
世には様々な書籍があふれ出ています。このことに感謝し、学問を続けていきたいと思っています。
なかには、本を読むことが全くなく、書店にも一度も行ったことがない人がいると聞きます。
日本はテレビの情報にすぐれ、本を読む機会がない人も多くいることでしょう。
そんなことより、活字を愛すことが何よりも勉強力につながります。
そんな 『学者貧乏』ということわざは、見習ってもいいのではないかと思います。
今回も株式会社ジャストライト浪岡 智が、成美堂出版のことわざ辞典を読んで、『学者貧乏』について考えてみました。
株式会社ジャストライト
代表・浪岡 智
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